ヤマハギター40thイベント／２００６年１１月１２日　ラフォーレミュージアム六本木（東京）

１１月１２日ですが、筆者は六本木で行われたヤマハギター発売４０周年記念イベント（コンサート）に行ってきました。
もちろん目当ては矢井田瞳さんでしたが。（ちなみに、矢井田さんが最初に購入したのはヤマハのギターだったというのは、古くからの矢井田ファンでしたら知っている話です。）
小田和正さんの出演はサプライズゲストでした（チケットには小田さんの名前は書かれていませんでした）が、実は小田さん以上のサプライズゲストが登場しました。加藤和彦さんでした。
セットリスト数は１７曲（このサイトでは、ＭＣもワンカウントしますので、その倍以上はあるように見えますが）と数えてみたら意外と少なめでしたが、名曲あり、ハプニングありとそうは感じられない濃い内容でした。
夢のような内容のコンサート（イベント）を実際に見るとは．．．、夢のようです。

午後５時頃、道に迷いかけましたが何とか会場に着きました。そしたら、久しぶりに知り合いにお会いして、その方とすこし話したりしました。
それと前後して、ちょっと趣向の違うコンサートに、普通に石川鷹彦さんらしき方を見かけたのには、筆者は驚きました。

で、午後６時きっかりに始まりました。

６番目の曲ですが、洋楽ものにうとくて何かわからなかったのですが、いろいろググって（って言葉は好きではないのですが）みると、どうもHALLELUJAH I LOVE HER SOという曲みたいです。普通はHallelujah, I Love Her Soと表記していますが、弾き語った石田さんが結成しているBAHO（石田さんとCHARさんとのユニット。MCにもこのことについて「BはCHARで、AHOは…」と言って触れていましたが）では全て大文字表記です。というわけで、一応石田さんの持ち歌のようです。

８番目の「Crazy Love」は、石田長生さんのＣＤに収録されています。念のため。

１０番目の「My Sweet Darlin'」は、ギターだけの多分「幻」の「My Sweet Darlin'」です。これが聴けたのはものすごい幸せです。

１１番目の「キッチン」は、筆者が見た中では矢井田さんのギターだけの弾き語りは今までなかった（ピアノ・キーボードの弾き語りは過去に何度かあります）ので、これまた貴重です。

１５曲目の「Blue Rondo」は、１６弦ギターによる演奏でした。たった１つのギターで多彩な音色が奏でる１６弦ギターは何回聞いても魔法のようです。

１６番目にサプライズゲストの加藤和彦さんが登場しました。まさか「大御所」加藤さんが登場するとは夢にも思いませんでした。

１７番目の「帰ってきたヨッパライ」ですが、「いろいろ問題があって最近流れない曲で、（放送では流れない）この場所だからできる」といった趣旨のことを言った後に弾き始めました。イントロが聞き慣れなかったのでどんな曲なのかな？と思ったら、『俺らは死んじまっただぁ〜』。
筆者は「帰ってきたヨッパライ」は、日産パックインミュージックではスポンサーが自動車会社ということで流れなかった（ことを聞いたことがあり、そのことで問題があるのかなと思っていましたが、よくよく考えてみると、今年に入って飲酒運転による交通事故がさらに問題になったという事情があって、流すのが難しくなってきているんですね。

２２番目に小田和正さんが登場。「小田さんがいらしたのはすごくラッキーなことです。」と言ったことを吉川さんが言いました。余談ですが、大昔小田さんがとあるコンサート（入場料は無料！）でゲスト出演したときに、自ら自分の口で今回吉川さんが言ったことを言ったら、それがどういうわけだか観客の中に大きく曲解して受け止めてしまった人が出てきた…というのはここだけの話です。筆者はこのとあるコンサートに見に行きましたが、少なくても曲解することはありませんでした。

２３番目ですが、筆者は前から４列目に座っていましたが、譜面台のスポットライトが不調だったことにはあまり気がつきませんでした。で、応急措置でスポットライトを交換したところ、はっきりスポットライトが点灯していましたので、やっぱり不調だったんですね。

２５番目ですが、大昔に噂で聞いていたとおり？少しの間でしたが寡黙にギターのチューニングをしていました。

２６番目の「たしかなこと」は、小田さん自ら「知らないだろうな」と謙遜していましたが…、知ってます。で、この曲を弾いているときの小田さんは意外な迫力でした。

…小田さんの生歌を聴くのは、これが初めてではありません。話が前後してしまいますが、筆者は過去に小田さんの「ラブストーリーは突然に」の生歌を聴いたことがあります。このときはギターではなくキーボードでの弾き語りでしたが。それでも、弾き語りならではの「ゆれ」にしびれました。

３５番目だったか、吉川さんが「譜面台が下にさがってみっともない格好になるので、高さ調整を締めています」といったような事を言いながら、譜面台を調整していました。そうしたら、下にさがったのは譜面台ではなくてよりによってギターだったとは．．．。そんなハプニングが発生し、「翼をください」のＡメロディーの途中で中断してしまい、見ている方も胃に穴が開く思いでしたが、加藤さんが「もう１回同じ曲が聴けるのですから」といったことをトークして、場が和みました。さすが加藤さんです。

終演してからしばらくはアンコールの拍手が止まりませんでしたが、アンコールはありませんでした。
時計を見ると午後８時３０分を指していました。終演予定の時間を３０分も押していました。

終演後、サイレントギターの音の大きさを確認しました。ちょうど部屋でテレビや音楽を聴いているぐらいの音量ですので、筆者は過去に音量などの問題で（と書いていますが、これが基で自尊心に傷がついてしまったために）ギターを弾くのをすぐに断念したことがあり、お金があったらサイレントギターを買って、まずこっそりコードを覚えたいですが、そこまで余裕はありません。