CONCERT REPORT
とくダネ!朝のヒットスタジオコンサート/東京国際フォーラムA 2008年10月17日
MC:小倉智昭、佐々木恭子・長谷川豊・笠井信輔 ゲスト:山下真司 飛び入り:天達武史
出演:渡辺美里 中村あゆみ 岡本真夜 中西保志 DEEN 山根康広 (順不同)

このコンサートレポートですが、読む前にまずはこの夏に行われた「朝のヒットスタジオLIVE」のコンサートレポートを読んでください。

筆者はちょうど2ヶ月前(という事実にびっくりしていますが)、お台場冒険王でのイベント「朝のヒットスタジオLIVE」を見に行きました。このライブの終演近くで、このコンサート開催の告知が行われ、同時に美里さんの出演も発表されました(余談ですが、後日岡本真夜の出演が決定しました)。2ヶ月前のライブには、とくダネのメインパーソナリティーの小倉智昭が出演しなかったこともあり、是非生の小倉智昭を見たくて、コンサートのチケットを取ろうとしました。で、後日チケットの値段を確認すると・・・・・・・・・・・・、

8500円!?(この他にも、送料は自己負担となりますし、他には手数料もかかりました)

けっこうな高額(小倉さん本人に言わせると、ラーメン17杯分!)で、仮予約(抽選による発売で、予約しても取れない場合があり、このサイトでは「仮予約」という言葉を用いています。)しようかちゅうちょしてしまいました。でも、美里さんが出るということで、結局仮予約してしまいました。そしたら、当選してしまいました。で、結局期日までにお金を払い、行くことになりました。

まずトップバッターは誰かと思ったら、聴いたことのあるサビが…。はい、渡辺美里さんでした。筆者は少々びっくりしてしましました。そうなると、どういう展開になるか見えてきました。
 
…ということで、セットリストです。

19時頃 開演
 
OPアクト :血液型占い兼開演中の注意 ナレーション
オープニング映像
前枠MC :小倉智昭、佐々木恭子
 
渡辺美里 My Revolution 歌詞字幕あり
MC:+小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊 /佐々木恭子号泣!!
MC
10years
BELIEVE
MC バンド紹介
Lovin' You
MC
 
MC :小倉智昭、佐々木恭子
 
中西保志 はじまりはいつも雨 オリジナル:ASKA(飛鳥涼)
ハナミズキ オリジナル:一青窈
MC:+小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊 /朝ヒット出演後ボロもうけ!?
最後の雨 歌詞字幕あり
MC(あいさつのみ)
 
MC :小倉智昭、佐々木恭子、客席から笠井信輔 /朝ヒットの舞台裏
 
DEEN 翼を広げて
MC:+小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊 /何と朝ヒットが初生歌!?
MC メンバー紹介
Smile Blue
MC
このまま君だけを奪い去りたい 歌詞字幕あり
MC
 
MC :小倉智昭、佐々木恭子、客席から山下真司 天達列伝
 
岡本真夜 TOMORROW 歌詞字幕あり
MC
Disteny
MC:+小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊 /実は恋愛経験が少ない??
Alone 弾き語り
MC(あいさつのみ)
 
MC :小倉智昭、佐々木恭子
 
山根康広 「さよなら」を言い出せないまま
MC:+小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊 /とくダネ忘年会に参加!?
Get Alone Together -愛を贈りたいから- 歌詞字幕あり
MC
YELLを君に
MC(あいさつのみ)
 
MC :小倉智昭、佐々木恭子 客席から
 
中村あゆみ HOWEVER オリジナル:GLAY
MC:+小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊 /中高生時代は不良少女だった!?
SOMEDAY オリジナル:佐野元春
MC 尾崎豊のこと
シェリー オリジナル:尾崎豊
MC
翼の折れたエンジェル 歌詞字幕あり
 
後枠MC :小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊、笠井信輔
 
22時頃 終演

このコンサートは、まずは歌手が1〜2曲歌った後に、MCの小倉智昭と佐々木恭子が現れてトークを行い、そして「事情通」担当(と筆者は勝手に名付けましたが)の長谷川豊アナウンサーが幽霊のように現れて、各歌手の秘密を紹介して、再び1〜2曲およびMCを行うという構成で行われました。
 
前枠MCですが、ステージには小倉智昭と佐々木恭子アナウンサーが現れました。でも何か妙な違和感がありました。その違和感は何だったのか後になってわかってくるのですが、ここでは言いません。

で、それはともかくステージ上の生小倉智昭を拝めるだけで十分でしたが、まさかの神がかりな展開が起ころうとは、筆者は予測してませんでした。
 
まずは美里さんですが、1曲目はのっけから「My Revolution」で、会場は総立ちでした。ただここで「しまった」と思ったのは、美里さんのファンとして来ていながら、美里さん応援グッズの青ライトを持ち込まなかったことです。他の観客の中にはしっかり青ライトを振っている観客もいました。
で、「事情通」のコーナーですが、佐々木アナが号泣するシーンが会場内で流れたなど、他よりも長かったような気がしました。佐々木アナにとってMy Revolutionは、号泣したほど違った意味(通っていた高校の学園祭に出場するためには、オーディションによる選抜があり、結局学園祭には出場できず披露できなかった悔しさ)で思い入れのある曲というのがオチでした。なお、このときにとくダネ本番中に佐々木アナが「ゲボ」したというどうでもいい話も暴露されてしまいました。それがチゲ(キムチ鍋)というさらにどうでもいい話まで…。
 
2番目の中西保志さんですが、2曲目の一青窈さんのカバー「ハナミズキ」は「え!?」と思ったものの意外と味がありました。
で、「事情通」のボロもうけというのは、朝ヒット出演がアルバムの売り上げに跳ね返って、チャートが急上昇したという、ただそれだけの話です。
 
DEEN登場前のMCに、ひとり客席から現れた人がいました。奥さんのほうがしゃべりのうまい(笑)笠井信輔アナウンサーでした。このときに筆者が抱いた違和感の理由がわかりました。筆者ははなっから前枠MCから笠井信輔アナウンサーが、小倉さん、佐々木アナと揃って登場するものとばかり思っていたのです。
それはともかく、ここでは朝ヒットの舞台裏を説明していました。小倉さんが朝ヒットをやりたいと言い出したときは周囲の誰もが反対した話など裏話などを披露していました。

でも、最初周囲が全員反対するものって、後で成功するものなんですよね。

で、このような構成になったのは、DEENが自前のバンドメンバーを用意していたという事情もあるみたいでした。よって、DEENのアクト終了後も、また面白い?展開が待っています。
 
3番目のDEENですが、「事情通」の「何と朝ヒットが初生歌!?」というのは、DEENの代表曲「このまま君だけを奪い去りたい」をテレビの生放送で初オンエアーしたのが、何と朝のヒットスタジオだったという話で、これは、筆者にとっても驚愕の事実でした。これは、テレビ朝日「ミュージックステーション」では「このまま君だけを奪い去りたい」が演奏されていないと言っているに等しいことになります。どういう構成にしているのかは観客である筆者にとっては不明なものの、小倉さんいわく「他のテレビ局はバカですねぇ」
この後、メンバーが「あ、そうだ」と言って、DEEN独自のメンバーの紹介を行いました。
 
DEEN終了後、フジテレビ主催のイベントなのに、いきなり「太陽にほえろ」のテーマソングが流れました。何事かと思ったら、山下真司が客席から現れました。後で知ったのですが、山下真司はとくダネ!のレギュラーだったようです。山下真司といえば「スクールウォーズ=ヒーロー」いや「食いしん坊万歳」でしょう。
このときに行われたコーナーは、山下真司いわく気象予報士の天達(と書いてあまたつ)が天狗になっているということで、朝ヒットのゲストが気象予報士の天達を呼ぶシーンを編集したビデオが流れて吊される(笑)という、筆者名付けて「天達列伝」が行われました。事実、客席で見ていた天達が舞台に呼ばれてしまい、ちょうどピンクのベスト(チョッキ)を着ていたので、他のMCから吊されていました(笑)。ただとうのビデオのほうは、筆者にしてみれば見ているほうが恥ずかしい映像ばかりでしたが。

(10月21日追記)翌20日の放送でわかったのですが、山下真司はこのコンサートではバックステージ担当リポーターだったようです。

もう1回いいますが、このコーナーは、DEENが自前のバンドメンバーを用意したためのセットチェンジの意味もありました。
 
4番目の岡本真夜ですが、1曲目の代表曲「TOMORROW」は2回マイクを観客に向けるパートがありました。モニターには歌詞が出ていたのですが、観客の声がちょっと…。絶叫してもいいからもうちょっと観客は声を出せばよかったのになと思いました。筆者は美里さんのファンですが、マイクを向けたサインが出たときには太い声ででしたが歌いました。
2曲目の「Disteny」の後のMCで、フジテレビ主催のイベントなのに、テレビ東京の深夜ドラマの話になってしまいました。「Disteny」がテレビ東京の深夜ドラマのテーマソングだったようです。引き続き「事情通」になり「恋愛経験が少ない」という秘密が暴露されました。実際には「片思い」ばかりしてきたというのが、この話のオチでしたが。
3曲目の「Alone」は、舞台には技術さん以外ではグランドピアノを弾いている岡本さんだけで、見ている筆者も久しぶりに緊張しました。
 
5番目の山根康広さんですが、どうもこのライブが2回目の山根康広のはずなのですが、1回目つまり筆者の初山根康広であるはずのさだまさしの「夏・長崎から2001」の記憶がないのです。いや記憶がないの語弊であり、正しくいえば大部分の記憶が飛んでしまっているのです。この2001のときに実は筆者は激怒するほどのことがあったもので、その分山根康広さんの印象が薄くなってしまったのです。
で、MCの「結婚式の定番ソング」で、定番ソングと言うからには有名な曲かと思ったら、筆者にとっては全く聴いたことのない曲がかかり、固まりました。その割に他の観客は立つ人がいて何事か!?と思いつられてしまいましたが。「さよなら」を言い出せないままがそんなに有名な曲だったとは…。ちなみに筆者は結婚式にはわずかに2回しか招待されてません。
「事情通」のとくダネ忘年会に参加されてしまった話は、わざわざこのために、山根さんはこのときの滞在先の大阪?から参加されたという話で、忘年会終了後すぐに戻られたとか、他には8月の朝ヒットLIVEに出演された藤田恵美さんも参加されたものの、かなりむっとされたという話でした。話では忘年会の会場がカラオケボックスとは!?。ひょっとして2次会だったりして。こんな話はマニアックしすぎてテレビではできません。でも筆者的にはマニアックな話は好きですが。
 
トリ前のMCですが、てっきりステージ上で行われるかと思ったら、後ろの方が騒がしくなりました。振り返るとそこには小倉智昭と佐々木恭子アナウンサーがいました。筆者はちょうど1階の通路脇に座っていましたので、まさに降臨です。さらに今回はめがねをかけていましたので、「ハイビジョン画質」で生の小倉智昭と生の佐々木恭子アナウンサーをシッカリと見ました。で、感動のあまり思わず本人たちの前で「あ、本物だ」と口走ってしまいました。今思うと失礼なつぶやきで、このつぶやきが小倉さん、佐々木さんのマイクに拾われていないことを祈ります。
余談ですが、ちょうど軽く小倉さんとインタビューを受けた観客がたまたま群馬から来ていた人で、そのため小倉さんが大昔群馬テレビに出演していたという過去をカミングアウトしてしまいました。
 
トップバッターは美里さん…ということは、トリをつとめたのは中村あゆみさんでした。ちょうど8月に行われた「朝ヒットLIVE」を天地逆にしたという格好になりました。セットリストを見たところ、「VIOCE」というあゆみさんのカバーアルバムからチョイスした内容のようです。
「事情通」の話では、テレビでは言えない話だから、8月で言っていたプロポーションを保つ秘密は「すっぱだか」になるという話かと思ったら、「中高生時代は不良少女(スケバンかもしれませんが)」でした。実際には中高生はヤンキーでまわりから慕われていたという話で、これは「すっぱだか」に比べれば刺激の少ない話だと思いますが…。
この後あゆみさん単独のMCのは尾崎豊の話になり、尾崎豊のカバー「シェリー」を8月の朝ヒットLIVEに続き再び聴きました。尾崎豊の作詞作曲のはずなのに尾崎豊に対するレクイエムのようで、泣いてしまいました。多分生歌を何回聴いても泣くと思います。筆者は尾崎豊のファンではないものの、路上で行き倒れになったというニュースは衝撃をもちましたし。
で、「翼の折れたエンジェル」で会場は総立ちになり、何と2番目で中村あゆみさんは少しほど客席の中に降りました。で最後のさびのあたりで笠井信輔アナウンサーを含むMC陣らがステージ上に現れました。
 
そして、司会陣4名で後枠MCを行い、終演と相成りました。

筆者はコンサートへ行くときは、めがねと双眼鏡を持参して、どちらかを用いてコンサートを見るのですが、今回は上記に書いた通りめがねをかけて、観ました。よって「ハイビジョン画質」で美里さんから小倉智昭さんまで拝めることができました。ただ困ったことに全てが全てのMCを覚えていなく、このレポートを書く上でちょっと困ってしまいました。それと突貫的に書いたこともあり、もしかしたら書き漏れや誤認識があるかもしれません。

…読んでアレ?と思われた方もいるかもしれませんが、実はこのコンサートはステージの両脇には大型のモニターがセットされていて、各アーチストやMC、過去のVTR、さらにはフリップ(ショーカードとも言いますが)が大きく映し出されていました。
さらにびっくりしたことに、モニターにはセットリスト(曲名)が必ず表示されていました。今まで行ったコンサートの中で、このようなコンサートは生まれて初めてで、初めて接した方に対してもやさしい内容でした。曲名を知るのと知らないのとでは大きな違いで、曲名を基に新たなとっかかりが作れば、音楽に対してさらに裾野が広がると思います。

…そういった意味で行ってよかったコンサートでした。ありがとうございます。

2008年10月19日更新
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